βのWheel of Fortune
βのWheel of Fortune
安かったので買ってしまった。

個人的に赤で一番好きなカード。

そして3マナで7枚カードを引く究極の赤いドロー。

なんともその色らしくない雰囲気を持つ黎明期のカードの代表。


ホイールオブフォーチュン、仮に訳すならば「運命の輪」。
タロットのカードにも同じ名前のものがある。
大アルカナに属するカードの1枚。カード番号は「10」。

正位置での意味は、

「転換点、幸運の到来、チャンス、変化、結果、出会い、解決、定められた運命。」

逆位置での意味は、

「情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格、アクシデントの到来。」


フレーバーと効果も良く出来ているカードの1つでもある。


「Fortune」の意味は運命、幸運などの良い方向に向かう意味で、この《Wheel of Fortune》を元につくられた時のらせんのカード《命運の輪/Wheel of Fate》(画像2枚目)の「Fate」にも「運命」という意味があるけれど、「Fate」の方には幸運的な意味は全く無く、「最期、終焉、破滅」等といった不吉な意味合いで使われる。

実際のカードの効果として見ると面白さが分かる。使ったプレイヤー自身で運を天に任せられる《Wheel of Fortune》には幸運、4ターン後に状況の変化が来ると誰しもがわかる《Wheel of Fate》には破滅。非常に良く出来てる2枚である。どちらも運命(命運)の輪を回すと、過去を捨て(今ある手札を全て捨て)、新しい未来(新しく引く7枚のカード)がその身に来る。

時間を巻き戻す事は出来ないけれど、時間を自分の手で進める事は出来るという意味にもとれる。カードの効果も、もの凄く良く出来ていると思う。

《Wheel of Fortune》をタロットの正位置、《Wheel of Fate》をタロットの逆位置という解釈でも面白い。《Wheel of Fate》は使ったら必ずしも不幸になるというわけでもないけれど、奇襲性のある《Wheel of Fortune》と比べたら非常に不安定である事は間違いない。4ターン後に全ての手札が落とされるとわかっているなら、手札損にならないように多くのプレイヤーはその手札を何らかの手段で消費するはず。そういう恩恵を受けるための用意をされてしまう時点で有利とは言えない。

そんな意味でこの《Wheel of Fortune》は現在の赤のデザインからは考え難いほど神秘的で、これ以上無いほど混沌的なカードです。

黎明期のカードのフレーバーと効果のシンクロ率は異常なほど凄くて、本当に良く考えられており感嘆しますね。

あと《Timetwister》と並んで、初手で撃つと相手の露骨な迷惑顔が拝める楽しいカード。

おすすめ。


コメント

セブイレ@蒐楽堂
2013年6月18日22:55

友達に概念泥棒と一緒にプレイされてからはトラウマカードですね……

たじお
2013年6月18日22:58

[>セブイレさん
お友達もえげつないことしますね(笑
パンツ泥棒はヴェンディリとのシナジーが注目浴びてますね。
もうちょっと高くてもいいと思うんですが。

クルパー
クルパー
2013年6月18日23:18

自分もこのカード、イラストも効果も好きです。
イラストに描かれている運命の選択肢が非常に感慨深いっすね。

リメイク版もイラストとネーミングにセンスを感じますね!こっちはKavさんだったのか!

たじお
2013年6月18日23:29

[>クルパーさん
デザインの全てが好きなカードですね。
名前から始まってイラストの不気味さ、そして効果の派手さが魅力的でやまないです。
命運の輪のイラストは皆大好きKevWalker氏ですよw 次元の狭間が描かれています。
効果は癖がありますが、こちらも名前やイラストも本家譲りの秀逸さです。

マルシェ
2013年6月19日1:39

青じゃなくて良かったシリーズ

たじお
2013年6月19日8:50

[>マルシェさん
ツイスターがすでにありますしね。
っていうか効果が似すぎですよねこいつら(

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索