実は今回出た中で一番期待してるカード。
たまには1枚のカードについて考察してみる。
黒緑がフェイバリットカラーだという理由もありますが、ゴルガリのエンチャント(場)にしては珍しく、クリーチャーの生贄を要しないのがポイントです。
ラヴニカにおける黒緑というカラーは、クリーチャーに関しては+1/+1カウンター等による強化や墓地利用、特にクリーチャーカードの回収系が主である。
その中でもこのカードは墓地利用に特化している。まず効果を見てみよう。
簡単にまとめると、
①トップからカード10枚墓地に送る。
②アップキープ毎に墓地カードをランダムに1枚選ぶ。
③クリーチャーカードならば場に戻す。
④それ以外ならば手札に戻す。
つまるところ大規模な墓地再利用、大雑把なリアニメイトカード。
まず①で10枚墓地に送るのは、言い換えれば「保険」。通常であれば、出した時点で必ず墓地にカードが存在することになるので、戻すカードが無くて使えないということがすぐには起こらない。これを出す頃には5枚以上は墓地があると思われるので、20枚程度に肥える期待値。ただそれは状況によってはデメリットにもなるので注意。例えば戻したいカードがはっきりしている場合、10枚近くの「邪魔なカード」が発生する。
次に②で、自分アップキープの開始時に自分の墓地からランダムにカードを1枚選ぶ。当然《死橋の詠唱》を出す前や、出した後に墓地に行ったカードも範囲。文字通り墓地。ちなみに墓地のカードを対象に取ってはいないので《地の封印》を出されていても心配ない。
そして③は、②でランダムに選んだカードがクリーチャー・カードだった場合、それを戦場に戻す。このカードの肝の部分。確実性に欠けるが、クリーチャーのリアニメイトをメインにする場合は枚数を多めに積んでおく必要あり。
もし④の通り、選んだカードがクリーチャー以外だったならば「手札」に戻す。この手のカードにありがちな「指定されたカード以外だった場合は何もしない」系ではなく、「何が選ばれてもリソースを戻せる」システムになっている。流石は神話レア。プレインズウォーカーや土地カードだって回収出来る。
ただし気になる点も多い。
まず6マナという重さのため、マナ加速を使ってもとりあえず簡単には出せないこと。加えてこれだけ重いのに、出したターンには回収もリアニメイトも起きないこと。
メイン効果の部分を使うには、ターンを返して生きていることが条件なのです。出来れば予め相手のクリーチャーを対処しておくなど、出した際の隙をカバーしたい。
ついでに割られても哀しいので、エンチャント破壊などにも気を払っておくこと。
また、墓地利用の天敵である《安らかなる眠り》《トーモッドの墓所》《虚空の力線》なども怖い。地味に《墓掘りの檻》にも引っかかる。
特にRIPの方は、今ある墓地すらも追放し一掃してしまう恐ろしい効果。いずれのカードも先置きされていると出すに出せなくなる。そして現在《死儀礼のシャーマン》がどの環境にも幅を利かせているため、大味な墓地利用には逆風な点も事実。クリーチャーだけをピンポイントに追放されると、中途半端な回収カードにしかならない恐れもある。
以上の内容を振り返ると、カードを回収しながらフィニッシャーを墓地から呼び出すコントロール系が適していると思う。ビートにはまず重すぎなのと、生物を狙って釣れない点で相性が悪い。
ただ出してしまえば毎ターン2ドロー出来るのと同じ状態になるので、アドバンテージ装置としてはかなり優秀。強力なスペルをガンガン使い回し、大当たりの生物カードならいきなり戦場に戻して一気に勝負を決めに行ける。運次第では使い回したカードが次のターンにまた戻ってくるということもあるだろう。
コンボにするなら、張ったあとで自ら墓地を一掃し、クリーチャーを墓地に送って釣り上げると目当てのカードがリアニメイト出来る。がそこまでやるなら普通に《ゾンビ化》でも使って戻せば良いと思う。
そういう意味では、オルゾフ組の《債務者の弔鐘》の亜種と言える。白から自然の緑に変わったことで、クリーチャー以外も再利用出来るようになった感じ。
ついこの間発表された、同じセットの《オブゼダートの救済》でこれ自体を釣るのも面白いかもしれない。
太陽拳とは違った色のリアニコントロール。胸熱じゃないですか。
エターナルではスタン、モダン以上にこの重さがネック。とりあえずレクターを筆頭に、コスト踏み倒しカードで出したい。
ただエンチャントには《全知》という化け物なライバルが居るので、これを差し置いて使われるかは微妙。《死橋の詠唱》はゆっくり勝負を決めるタイプのカードと言える。
たまには1枚のカードについて考察してみる。
黒緑がフェイバリットカラーだという理由もありますが、ゴルガリのエンチャント(場)にしては珍しく、クリーチャーの生贄を要しないのがポイントです。
ラヴニカにおける黒緑というカラーは、クリーチャーに関しては+1/+1カウンター等による強化や墓地利用、特にクリーチャーカードの回収系が主である。
その中でもこのカードは墓地利用に特化している。まず効果を見てみよう。
死橋の詠唱 ④黒緑
エンチャント 神話レア
死橋の詠唱が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードをあなたの墓地に置く。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるカード1枚を無作為に選ぶ。それがクリーチャー・カードである場合、それを戦場に出す。そうでない場合、それをあなたの手札に加える。
簡単にまとめると、
①トップからカード10枚墓地に送る。
②アップキープ毎に墓地カードをランダムに1枚選ぶ。
③クリーチャーカードならば場に戻す。
④それ以外ならば手札に戻す。
つまるところ大規模な墓地再利用、大雑把なリアニメイトカード。
まず①で10枚墓地に送るのは、言い換えれば「保険」。通常であれば、出した時点で必ず墓地にカードが存在することになるので、戻すカードが無くて使えないということがすぐには起こらない。これを出す頃には5枚以上は墓地があると思われるので、20枚程度に肥える期待値。ただそれは状況によってはデメリットにもなるので注意。例えば戻したいカードがはっきりしている場合、10枚近くの「邪魔なカード」が発生する。
次に②で、自分アップキープの開始時に自分の墓地からランダムにカードを1枚選ぶ。当然《死橋の詠唱》を出す前や、出した後に墓地に行ったカードも範囲。文字通り墓地。ちなみに墓地のカードを対象に取ってはいないので《地の封印》を出されていても心配ない。
そして③は、②でランダムに選んだカードがクリーチャー・カードだった場合、それを戦場に戻す。このカードの肝の部分。確実性に欠けるが、クリーチャーのリアニメイトをメインにする場合は枚数を多めに積んでおく必要あり。
もし④の通り、選んだカードがクリーチャー以外だったならば「手札」に戻す。この手のカードにありがちな「指定されたカード以外だった場合は何もしない」系ではなく、「何が選ばれてもリソースを戻せる」システムになっている。流石は神話レア。プレインズウォーカーや土地カードだって回収出来る。
ただし気になる点も多い。
まず6マナという重さのため、マナ加速を使ってもとりあえず簡単には出せないこと。加えてこれだけ重いのに、出したターンには回収もリアニメイトも起きないこと。
メイン効果の部分を使うには、ターンを返して生きていることが条件なのです。出来れば予め相手のクリーチャーを対処しておくなど、出した際の隙をカバーしたい。
ついでに割られても哀しいので、エンチャント破壊などにも気を払っておくこと。
また、墓地利用の天敵である《安らかなる眠り》《トーモッドの墓所》《虚空の力線》なども怖い。地味に《墓掘りの檻》にも引っかかる。
特にRIPの方は、今ある墓地すらも追放し一掃してしまう恐ろしい効果。いずれのカードも先置きされていると出すに出せなくなる。そして現在《死儀礼のシャーマン》がどの環境にも幅を利かせているため、大味な墓地利用には逆風な点も事実。クリーチャーだけをピンポイントに追放されると、中途半端な回収カードにしかならない恐れもある。
以上の内容を振り返ると、カードを回収しながらフィニッシャーを墓地から呼び出すコントロール系が適していると思う。ビートにはまず重すぎなのと、生物を狙って釣れない点で相性が悪い。
ただ出してしまえば毎ターン2ドロー出来るのと同じ状態になるので、アドバンテージ装置としてはかなり優秀。強力なスペルをガンガン使い回し、大当たりの生物カードならいきなり戦場に戻して一気に勝負を決めに行ける。運次第では使い回したカードが次のターンにまた戻ってくるということもあるだろう。
コンボにするなら、張ったあとで自ら墓地を一掃し、クリーチャーを墓地に送って釣り上げると目当てのカードがリアニメイト出来る。がそこまでやるなら普通に《ゾンビ化》でも使って戻せば良いと思う。
そういう意味では、オルゾフ組の《債務者の弔鐘》の亜種と言える。白から自然の緑に変わったことで、クリーチャー以外も再利用出来るようになった感じ。
ついこの間発表された、同じセットの《オブゼダートの救済》でこれ自体を釣るのも面白いかもしれない。
太陽拳とは違った色のリアニコントロール。胸熱じゃないですか。
エターナルではスタン、モダン以上にこの重さがネック。とりあえずレクターを筆頭に、コスト踏み倒しカードで出したい。
ただエンチャントには《全知》という化け物なライバルが居るので、これを差し置いて使われるかは微妙。《死橋の詠唱》はゆっくり勝負を決めるタイプのカードと言える。
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